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自作毛バリ
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北海道の函館在住。休みが不安定で釣りに行ける時と行けない時のムラが激しく更新が遅れる場合が多々あります。好きな釣りは蝉の支笏湖、モンカゲの阿寒湖、冬季解禁の洞爺湖、海アメの島牧です。最近は淡水をメインにルアーとフライを楽しんでます。
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2021年03月01日

外来種問題について

こんばんは。


最近おふざけログが多いですが今回はちょっと、ほんのちょっっっと真面目な話をしますwww


そして今回のログは画像も少なく文字ばかりでやたらと長いですw長文が苦手な方は見ないのをお勧めします(^^;;


かなり前から問題になっている繁殖力の強い外来種が増え続け在来種が危機的状況になっているという内容の話です。


釣り人にとってわかりやすい例をあげるとブラックバスやブルーギル、北海道だとブラウントラウトが有名ですね。


魚に限らず哺乳類だとラスカルは夢を見過ぎと実感させられる凶暴なアライグマ、両生類だとミドリガメで有名なミシシッピアカミミガメ、甲殻類だとウチダザリガニやアメリカザリガニと日本の環境に適応して爆発的に増え続ける外来種が北海道にも沢山います。


ちなみに日本国内で元々生息してなかった場所に持ち込まれて繁殖する事を国内外来種と呼び北海道だとカブトムシやアズマヒキガエル、トノサマガエルにコイもそうみたいですね。


自作毛バリは指定外来種であるブラウントラウトを釣った場合はC&Rしていますが"ある動画"を見てちょっと考え方が変わりました。


それがこちらのYouTube動画。


https://youtu.be/yKG-CNknqx4
(変なサイトでは無いので安心して下さい)

外来種問題について

ちょっと古い動画ですがブラウントラウトの成長速度、食性、性格などを動画に記録した物です。


中でも驚いたのが水槽飼育で混泳させていたこぶりなホウライマスをブラウントラウトが丸呑みにしてしまった事。

外来種問題について

外来種問題について

ブラウントラウトは魚食性が強いのは知っていましたがここまで悪食なのかと思いました。ちなみにかなり早い段階でドジョウは捕食していました。

外来種問題について


あと排他能力が非常に強い事。つまり縄張りに入ってくる他の魚を攻撃して追い払う行動で動画では自分より遥かに大きいウグイを攻撃しています。

外来種問題について

そして成長速度がやたらと早い。これは排他能力が合わさって更に加速します。


川だと強い排他能力で餌をとりやすいベストポジションを小さい内から維持→餌を良く食べて早く大きくなる→悪食なので目に入る生き物を食べるようになると小型が多い在来種にとって最悪なループに入る訳ですね。更に早く大きくなるという事は早い年齢から産卵行動をとれるようになる訳です。


ブラウンが産卵を繰り返して在来種が減る→餌になる小魚(在来種)が減ると共食いを始める→強い繁殖能力ですぐ稚魚が増えるとブラウントラウトの無双状態。


そして一番気になったのが「人間が捕食しないので増える一方」の文。

外来種問題について

確かにブラウントラウトを好んで持ち帰って食べる人ってあまり聞かないしブラックバスも身が臭いからとリリースされていますよね。


釣り人のエゴでブラウントラウトをC&Rしてましたが多少キープするのも大事なのかも・・・・と思い始めた今日この頃。


その日釣ったブラウンを全部持ち帰る訳では無く1〜2匹はキープするべきなのかと思い始めました。


もちろんキープした場合は持ち帰って食べます。ただ◯して捨てるのは絶対駄目です。熊への餌付けになり兼ねません。


極端な話をするとブラウントラウトが幅を利かせている川に「釣った魚は全部キープマンw」が入って在来種はリリースしてもらってブラウントラウトだけ持ち帰らせればかなり効果がありそうです。


魚をキープする事自体を反対する人もいますが元々は魚を食べるために釣りは生まれましたからね。


ただ外来種の居ない川で在来種のイワナやヤマメを根こそぎ持ち帰る連中には怒りを通り越して◯意が湧いてくる場面もありますけどねwww


ただ在来種を持ち帰るにも限度は弁えるべきだと強く言いたいです。川の生産力は無限じゃないしブラウンに関しては特定外来種であり繁殖力が強いので完全に駆除しきれないから強めのキープも大事かなと思った次第です。


割と近くにブラウンが増え過ぎて色んな意味で有名になった川がありますが定期的に駆除が入っている話も聞きます。

外来種問題について

確かにその川では年々大型のブラウンが釣れなくなってきたし数が減って来ている感じもありますが・・・・支流を覗くとブラウンの稚魚が大量にいるんです。


この稚魚があっという間に大きくなって在来種を隅っこに追いやり幅を利かせるのかと思うと複雑な心境です。


そして厄介なのが降海すると言う事。その川は海まで割と近いので降海するのは簡単。元々ブラウンの居なかった川に遡上して産卵して増えるケースも確認されています。

外来種問題について

大型化しやすいから釣り人にとっては最高のターゲットで釣るのも楽しいです。けどブラウンにとって脅威である人間も生態系の一部に入るべきなのでは?


例外としてモンスターブラウンで有名な支笏湖でも網を刺して駆除しているみたいですが、あそこまで根付いてしまうと根絶は不可能。道外から支笏湖へ釣りに来る人もいるし駆除せずに観光資源として遊魚料をとればいいんじゃないか?とも思います。まぁ色々問題があって簡単にいかないのかも知れないですが(^^;;


人によって色んな意見があると思いますが自分は気分次第で釣ったブラウントラウトを1匹位は持ち帰って食べようかなと思っています。


この投稿に対する感想があったら是非コメントをお願いします。




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この記事へのコメント
ブラウンを問題視されてますが、北海道にはニジマスも沢山生息していますが、こちらはどうなのでしょうか?
程度の差はあれ、同じ外来種ですよね。
Posted by ジョン at 2021年03月01日 23:32
>ジョンさん

コメントありがとうございます。

ブラウントラウトは北海道外来種リストのカテゴリーA1に指定される位に侵略性が高く影響が出やすいので今回取り上げました。

近くに昔からイワナとニジマスが住む川がありますがイワナが極端に減った感覚は無くニジマスが入った事で少なからず影響はあるでしょうがブラウン程の脅威は無いと感じています。

道内のオショロコマが住む河川でニジマスが生息域を広めてこのままだとオショロコマが居なくなってしまうと自主的にニジマスの駆除をしている人もいますね。

ニジマスも外来種なので生息数の多い場所ではキープする事も大切だと思います。
Posted by 自作毛バリ自作毛バリ at 2021年03月02日 09:05
個人の考えで賛否両論あると思いますが現在 道内でブラウントラウトの生息している河川では在来種が壊滅的な状況であるのは理解していると思います ブラウンを人の手に寄って間引くという個人の考えとして思うのは自由だと思いますが ブラウンも間引きして少なくなったとして…尚且 在来種も消えた河川にしてしまうのは釣り人目線だと悲しい限りです。道南ではNPO法人や有志が漁業者や地域への働きかけによってゾーニングなどの措置がとられたりしている中で自分はキープします…という発言を発信されるのは自由だと思いますが 色々と考えて実際に活動されてる方達もいる事を知ってもらいたいと感じましたのでコメントさせていただきました。
Posted by リュウ at 2021年03月03日 14:31
>リュウさん

コメントありがとうございます。

今までは釣った魚はどんな魚であれほぼリリースしていました。(致命傷を負ってリリースしても無意味と判断した時はキープします)

ですがキープするのが間違っているとは思えません。元々は魚を獲って食べる為に釣りは生まれているので。(限度はあると思いますが)

ここではあくまで個人の意見として書いていてそれを見て賛同出来ないと思われたならそれがその人の意見です。

それにブラウンは川だけじゃなく海に降って元々ブラウンが生息していなかった河川に遡上して繁殖する場合があります。

自分はブラウンが生息しない川でブラウンを釣った経験があり河口ではシートラウトが釣れたりもします。

人の手で広めなくても別河川に遡上して繁殖したブラウンによって在来種が根絶やしにされる河川がこれから先も出てくる可能性が高いと言う事です。

なので単に駆除するんじゃなくブラウンにとって脅威である人間が持ち帰って食べるのも大事で間引きする必要があるのではないかと思う次第です。
Posted by 自作毛バリ自作毛バリ at 2021年03月03日 17:56
ブラウントラウトは魚食性が高すぎ
間引くと言うレベルではないと思います。

竿に掛かっている間は楽しいですが、手元にきて魚体を見た時に私はがっかりし これはあってはならない釣りだと思ってしまいます。
共存できないのなら駆逐しなければなりません。
釣っては楽しいですが それだけで存在を認めてはいけないと思います。
人間が楽しいからと将来的にもともといた他の魚がいなくなりブラウンだけの川が増えていくのは 悲しいことです。

生態系の事を考えられる人間だからこそ影響を考えるべきだと思います。
Posted by ほっけほっけ at 2021年03月04日 05:04
>ホッケさん

コメントありがとうございます。

釣り人目線としてブラウンは大きい個体に出会えやすいし見た目も綺麗で釣って楽しいし嬉しいです。

しかしこのまま釣り人目線だけで行動していて良いものか?と思いました。

芦ノ湖のように国の許可を得て稚魚を放流しているフィールドならいざ知らず放流の許可がされていない自然のフィールドでここまで勢力を伸ばしているのはかなり危険な状況です。

地元河川でブラウンのいる河川があり定期的に駆除もされているので中〜大サイズの個体数は減っていると釣りをして感じます。

ですがその川の支流を覗くとブラウンの稚魚が大量に泳いでいて繁殖力の強さを改めて思い知らされました。

釣ったブラウンを全て◯して駆除しようとは言わないけど、オールリリースしている人も食べる分として釣ったブラウンを2〜3匹持ち帰るのはありなんじゃないか?と思った次第です。

例外として釣ったブラウンをただ◯して捨てて行く人に対しては怒りを覚えますが。
Posted by 自作毛バリ自作毛バリ at 2021年03月04日 15:45

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