虫トップのこだわり

自作毛バリ

2022年09月10日 18:26

こんばんは。


最近ベイトフィネススタイルの虫トップの釣りにハマっていますが、この釣りをするにあたって自作毛バリがこだわっている部分を書こうと思います。

まず前提として小型のプラグを低弾道でピン撃ち出来るフィネスタックルが必要です。今まで16ALDEBARAN BFS XGを使用していましたが2g以下のプラグを使用するには壁がありました。


そう、「投げられる」んですが低弾道のピン撃ちが難しかった。単に自分が下手くそなだけかも知れませんがキャスト後の軌道が山なりになってしまいカバー下に入れられなかったんですよね。


なので小型の虫ルアーはあまり出番が無くせいぜい使ったのはウエイトのあるセミルアー。


ところが新しくなった22ALDEBARAN BFS XGを使ってみて状況が一変!


2g以下のプラグが低弾道で気持ち良く飛んで行くんです!これは衝撃でした!


そして22ALDEBARAN BFS XGと組み合わせるロッドは軽量ルアーのピン撃ちに特化したFishman Beams blanacsierra5.2UL!



この組み合わせが非常に良い!アベレージが30〜40cm、たまに50up、下手すると60upが出る河川で虫トップの釣りをするならこれですね。


先日ブラウンの50upを仕留めましたがblanacsierra5.2ULは非常にしなやかで魚が掛かるとベリー部が綺麗に曲がりますがバットがしっかりしているので折れる怖さは感じませんでした。


そしてこのしなやかな柔らかさが軽量プラグをピン撃ちするのに必要でただ柔らかいだけだと良型が出た時に対処が難しい。Fishmanの「柔らかいのに強竿」を再現したロッドだと思いましたね。


次にライン。自分はメインラインにPEの1.2〜1号を50〜75m。ショックリーダーはナイロン10ldを1ヒロ。そしてここにこだわりのフロロカーボン(以下フロロ)6ldを半ヒロ繋げて使用。


よく伸びる太めのナイロンリーダーで伸びないPEとフロロのカバーするようにしてます。


フロロを追加するのはいくつか理由がありフロロはナイロンに比べて比重があり沈むので水面にラインの影が出にくく魚に警戒させにくいのと細くて根擦れに強いのでストラクチャー際を強気に攻めれるからです。


そしてスナップは使わず直接ルアーを結ぶ事。スナップはルアー交換時に非常に便利ですがナチュラルドラフトさせる際に余計な影がルアーにできてしまうと考えて使ってません。


次にルアーですが代表的な物だとセミならティムコのトリックトラウトシケーダにメガバスのシグレ、バッタならレーベルのクリックホッパーと.D-3カスタムルアーズのバッタえびせん、他の虫だとカメムシを模した亀主、蜂などを模したレーベルのバンブルバグ、大きな蟻を模したレーベルのビッグアント辺りが主戦力です。


やはり昔から虫ルアーで有名なレーベルのルアーが多いですね。


ピッグアンドは蟻を模していると書きましたがこのサイズの蟻っていませんし個人的には蜂を意識して使っています。


ただレーベルの虫ルアーはリップが好きじゃなく空気抵抗が大きくなって飛距離が出ないし魚が出た時にリップが弾かれたりするのでリップは全て切り落としますがリップにラインアイが付いているのでテールのフックアイにラインを結びます。


次はルアーの改造。釣り雑誌にも載っている目印用に両面テープ付きのスポンジインジケーターとラバーレッグを背面に貼り付けるチェーンがあります。



これが非常に有効で見失いやすいルアーが目印を付ける事で目で追いやすくなりラバーレッグのシルエットがより本物っぽく見えますね。


自分は更にルアーの腹部にアワビシートを貼りコーティング。



アワビの怪しい輝きで魚にアピール出来てたら良いなと思ってます。



そして更にクリップホッパーの顔に模様が無いのが気になったので油性マジックでお化粧www



こんな感じになりました。クリックホッパーは浮かべるとボディのほとんどが水面下にあるのでちょっとした加工で魚の反応が変わるかも。


クリックホッパーに限ると目印のインジケーターを貼る位置も背中ではなく後足の出っ張っている所に貼り付けてます。



水に浮かべて下から見ると分かりやすいですが出っ張っている所に貼るとインジケーターが水面に干渉しないんですよ。



背中に貼ると浮かべた時に視認性の良い目立つ色が水中で見えてスレた魚には警戒させてしまうかもしれません。


そしてフックですが実際に釣りをして感じた事はトレブルフックを付けたルアーは魚に警戒させてしまうのか出が悪くなり逆にシングルフックだと反応が良かったですね。


あと虫トップの釣りをして感じた注意点があります。それはロッドを立てて流されてたるんだラインをリールで回収しつつラインを張り過ぎない事。


着水と同時に出てくれるのがベストなんですがスレた魚は本物か見極める様に水面に浮くルアーを追尾してかなり流されてから食う時があります。


この時にロッドを立ててラインが水流の影響を受けないようにしつつ余計なラインを回収してラインを適度に張っておかないと出てもフッキングしません。(経験済み)



ただラインの回収が早過ぎると引っ張られて変な動きになるしで結構難しい釣りなんですよね。まぁそれが楽しいんですが(^^)


最後に自分はかなりだだくさ(北海道弁で面倒臭がり)で気分次第で道具のメンテを怠ったりします。まぁリールを泥水に水没させた等は出来る範囲でメンテしますけどね。


他の釣りなら多少メンテしなくても良いかも知れませんが、この釣りに関しては使用後に道具、特にリールは必ずメンテしています。22ALDEBARAN BFS XGがベストな状態でこそ、この釣りが成り立っていると思うからです。


メンテを怠ったせいで飛距離が伸びない、変に失速するとかがあると2g以下の軽量プラグを低弾道でピン撃ちさせる繊細な釣りは成立しないんです。


なのでなるべくメンテしてベストな状態で挑むのが最良だと思っています。


長々と書きましたが釣具メーカーの頑張りで一昔前では考えられない様な軽量ルアーがキャスト出来る高性能なベイトフィネスリールがお手頃価格でどんどん出てきて渓流ベイトに興味がある方も手を出しやすくなっています。


この機会にベイトフィネスタックルを手に入れて新しい扉を開いてみてはどうでしょうか?少なくとも自作毛バリは渓流ベイトフィネスの釣りが面白くて楽しくてどハマりしています(笑)



あなたにおススメの記事
関連記事