今時期の仕事

自作毛バリ

2018年04月20日 05:50

おはようございます。


今回は今時期の家の仕事について少し書こうと思います。


昆布漁師である事はずっと前に書きましたが、時期によって仕事内容が変わり今は夏に水揚げする昆布の手入れ作業になります。






↑は手入れ前の状態。綿みたいな海藻がロープを覆い昆布も捩れてたり曲がっていたりしていますね。


このままにしておくと大量に付いた雑海草や多過ぎる昆布が太陽の光を遮り十分に光合成が出来ずに身の入りが悪くなります。



一株に8~10本の昆布が付いていてその中から5本良い昆布を選んで残し、身入りが悪い、奇形、短い昆布は根から切り落とします。






↑は手入れ後の状態。昆布の本数がかなり減っています。これは手入れ最終段階の本すぐり。


本すぐり前の手入れ作業(何十本も出た中から将来性のある昆布を8~10本残して落とす)を荒すぐりと言います。



うちは親父と俺の二人でやっているので2回すぐりをしてますが、養殖施設の規模が大きかったり人手が無かったりする家ではすぐり作業が間に合わず1回すぐりをしている家もあります。けど昆布の品質が良いのは間違い無く2回すぐりした昆布。まぁそれぞれ家の事情があるので1回すぐりでも仕方無い場合があるんですけどね。


淘汰された昆布も捨てません。干せば煮しめやおでんに入っている早煮昆布となり大事な商品になります。


干すのは大体終わったのですぐった昆布は朝に漁港で生昆布を出荷するのに向けて準備を同時に進めていきます。







長さを揃えて紐で結び船の後方にぶら下げて移動、作業していきます。






乾かないように注意しないと色が変わって出荷した時に組合職員から注意される事も。うちは一度も注意された事はありませんけどね♪


今はホタテのバイトに行ってるので休みの日や早く終わった時は手伝ってますが、見た目以上に重労働で沖から帰ってくると疲労感で二人ともコテコテですww



本すぐり作業が終わると休み・・・・・では無いんですね。今度は浮き玉付けと小浮き付け、重り外しがあります。



キリがないのでこの辺でやめますが、年中作業に追われている感じで多忙期は倉庫に缶詰状態。そりゃ~軽度の鬱にもなりますよ(汗)



5月からホタテの別のバイトも始まるしこれから忙しくなりそうです。




あなたにおススメの記事
関連記事