外来種問題について

自作毛バリ

2021年03月01日 20:17

こんばんは。


最近おふざけログが多いですが今回はちょっと、ほんのちょっっっと真面目な話をしますwww


そして今回のログは画像も少なく文字ばかりでやたらと長いですw長文が苦手な方は見ないのをお勧めします(^^;;

かなり前から問題になっている繁殖力の強い外来種が増え続け在来種が危機的状況になっているという内容の話です。


釣り人にとってわかりやすい例をあげるとブラックバスやブルーギル、北海道だとブラウントラウトが有名ですね。


魚に限らず哺乳類だとラスカルは夢を見過ぎと実感させられる凶暴なアライグマ、両生類だとミドリガメで有名なミシシッピアカミミガメ、甲殻類だとウチダザリガニやアメリカザリガニと日本の環境に適応して爆発的に増え続ける外来種が北海道にも沢山います。


ちなみに日本国内で元々生息してなかった場所に持ち込まれて繁殖する事を国内外来種と呼び北海道だとカブトムシやアズマヒキガエル、トノサマガエルにコイもそうみたいですね。


自作毛バリは指定外来種であるブラウントラウトを釣った場合はC&Rしていますが"ある動画"を見てちょっと考え方が変わりました。


それがこちらのYouTube動画。


https://youtu.be/yKG-CNknqx4
(変なサイトでは無いので安心して下さい)



ちょっと古い動画ですがブラウントラウトの成長速度、食性、性格などを動画に記録した物です。


中でも驚いたのが水槽飼育で混泳させていたこぶりなホウライマスをブラウントラウトが丸呑みにしてしまった事。





ブラウントラウトは魚食性が強いのは知っていましたがここまで悪食なのかと思いました。ちなみにかなり早い段階でドジョウは捕食していました。




あと排他能力が非常に強い事。つまり縄張りに入ってくる他の魚を攻撃して追い払う行動で動画では自分より遥かに大きいウグイを攻撃しています。



そして成長速度がやたらと早い。これは排他能力が合わさって更に加速します。


川だと強い排他能力で餌をとりやすいベストポジションを小さい内から維持→餌を良く食べて早く大きくなる→悪食なので目に入る生き物を食べるようになると小型が多い在来種にとって最悪なループに入る訳ですね。更に早く大きくなるという事は早い年齢から産卵行動をとれるようになる訳です。


ブラウンが産卵を繰り返して在来種が減る→餌になる小魚(在来種)が減ると共食いを始める→強い繁殖能力ですぐ稚魚が増えるとブラウントラウトの無双状態。


そして一番気になったのが「人間が捕食しないので増える一方」の文。



確かにブラウントラウトを好んで持ち帰って食べる人ってあまり聞かないしブラックバスも身が臭いからとリリースされていますよね。


釣り人のエゴでブラウントラウトをC&Rしてましたが多少キープするのも大事なのかも・・・・と思い始めた今日この頃。


その日釣ったブラウンを全部持ち帰る訳では無く1〜2匹はキープするべきなのかと思い始めました。


もちろんキープした場合は持ち帰って食べます。ただ◯して捨てるのは絶対駄目です。熊への餌付けになり兼ねません。


極端な話をするとブラウントラウトが幅を利かせている川に「釣った魚は全部キープマンw」が入って在来種はリリースしてもらってブラウントラウトだけ持ち帰らせればかなり効果がありそうです。


魚をキープする事自体を反対する人もいますが元々は魚を食べるために釣りは生まれましたからね。


ただ外来種の居ない川で在来種のイワナやヤマメを根こそぎ持ち帰る連中には怒りを通り越して◯意が湧いてくる場面もありますけどねwww


ただ在来種を持ち帰るにも限度は弁えるべきだと強く言いたいです。川の生産力は無限じゃないしブラウンに関しては特定外来種であり繁殖力が強いので完全に駆除しきれないから強めのキープも大事かなと思った次第です。


割と近くにブラウンが増え過ぎて色んな意味で有名になった川がありますが定期的に駆除が入っている話も聞きます。



確かにその川では年々大型のブラウンが釣れなくなってきたし数が減って来ている感じもありますが・・・・支流を覗くとブラウンの稚魚が大量にいるんです。


この稚魚があっという間に大きくなって在来種を隅っこに追いやり幅を利かせるのかと思うと複雑な心境です。


そして厄介なのが降海すると言う事。その川は海まで割と近いので降海するのは簡単。元々ブラウンの居なかった川に遡上して産卵して増えるケースも確認されています。



大型化しやすいから釣り人にとっては最高のターゲットで釣るのも楽しいです。けどブラウンにとって脅威である人間も生態系の一部に入るべきなのでは?


例外としてモンスターブラウンで有名な支笏湖でも網を刺して駆除しているみたいですが、あそこまで根付いてしまうと根絶は不可能。道外から支笏湖へ釣りに来る人もいるし駆除せずに観光資源として遊魚料をとればいいんじゃないか?とも思います。まぁ色々問題があって簡単にいかないのかも知れないですが(^^;;


人によって色んな意見があると思いますが自分は気分次第で釣ったブラウントラウトを1匹位は持ち帰って食べようかなと思っています。


この投稿に対する感想があったら是非コメントをお願いします。



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